・明日学校や仕事にいきたくない
・最近面倒くさくておしゃれをしなくなった
・なんとなくやる気が出ない
それってひょっとしたらうつ病のサインかもしれませんよ
普段の生活の中でなんとなく気分が乗らなくて憂鬱になることは
誰にだってあります。
ひょっとして自分はうつ病かな?と思っても
うつ病は特定の症状が出る病気ではないので、
自分が抱えているぐらいのつらさで病院に行くのはどうなのかなぁ?
と思い悩んで踏みとどまってしまう人も多いと思います。
うつ病患者は現在日本で100万人以上もいます。
15人に1人はかかる病気なので
決して珍しい病気ではなく
誰にでもうつ病にかかる可能性はあります。
しかし、特定の症状がでるわけではないので、
専門のお医者さんでもその診断は難しく
本当は軽度のうつ症状なのに
抗うつ剤が処方されたりすることもあります。
抗うつ剤は、副作用が強いものが多く
うつ病だった私の友人は、
薬の副作用でめまいがして電車の中で
卒倒したことがあったそうです。
強い抗うつ剤の副作用のせいで
さらに気持ちが落ち込んでしまうことだってあります。
まずは自分のうつレベルをチェックして
お医者さんにかかるべきかどうか判断されると良いと思います。
うつ病診断
うつ病かどうかを判断する指標として
厚生労働省のHPに「うつ病チェックを簡易抑うつ症状尺度(QIDS -J)」という指標がありますので
QIDS -Jを使って自分のうつレベルをチェックしてみましょう
<眠りに関するチェック>
設問1.寝つき
0.問題ない(または、寝付くのに30分以上かかったことは一度もない)
1.寝つくのに30分以上かかったこともあるが、一週間の半分以下である
2.寝つくのに30分以上かかったことが、週の半分以上ある
3.寝つくのに60分以上かかったことが、(1週間の)半分以上ある
設問2.夜間の睡眠
0.問題ない(夜間に目が覚めたことはない)
1.落ち着かない、浅い眠りで、何回か短く目が覚めたことがある
2.毎晩少なくとも1回は目が覚めるが、難なくまた眠ることができる
3.毎晩1回以上目が覚め、そのまま20分以上眠れないことが、(1週間の)半分以上ある
設問3.早く目が覚めすぎる
0.問題ない(または、ほとんどの場合、目が覚めるのは、起きなくてはいけない時間の、せいぜい30分前である)
1.週の半分以上、起きなくてはならない時間より30分以上早く目が覚める
2.ほとんどいつも、起きなくてはならない時間より1時間早く目が覚めてしまうが、最終的にはまた眠ることができる。
3.起きなくてはならない時間よりも1時間以上早く起きてしまい、もう一度眠ることができない
設問4.眠りすぎる
0.問題ない(夜間、眠りすぎることはなく、日中に昼寝をすることもない)
1.24時間のうち、眠っている時間は、昼寝を含めて10時間ほどである
2.24時間のうち、眠っている時間は、昼寝を含めて12時間ほどである
3.24時間のうち、昼寝を含めて12時間以上眠っている
<食事に関するチェック>
設問5.食欲低下
0.普段の食欲とかわらない、または、食欲が増えた
1.普段よりいくぶん食べる回数が少ないか、量が少ない
2.普段よりかなり食べる量が少なく、食べるよう努めないといけない
3.まる1日(24時間)ほとんどものを食べず、食べるのは極めて強く食べようと努めたり、誰かに食べるよう説得されたときだけである
設問6.食欲増進
0.普段の食欲とかわらない、または、食欲が減った
1.普段より頻回に食べないといけないように感じる
2.普段とくらべて、常に食べる回数が多かったり、量が多かったりする
3.食事の時も、食事と食事の間も、食べ過ぎる衝動にかられている
設問7.体重減少(最近2週間で)
0.体重は変わっていない、または、体重は増えた
1.少し体重が減った気がする
2.1キロ以上やせた
3.2キロ以上やせた
設問8.体重増加(最近2週間で)
0.体重は変わっていない、または、体重は減った
1.少し体重が増えた気がする
2.1キロ以上太った
3.2キロ以上太った
<精神運動状態に関するチェック>
設問9.動きが遅くなった気がする
0.普段どおりの速さで考えたり、話したり、動いたりしている
1.頭の働きが遅くなっていたり、声が単調で平坦に感じる
2.ほとんどの質問に答えるのに何秒かかかり、考えが遅くなっているのがわかる
3.最大の努力をしないと、質問に答えられないことがしばしばである
設問10.落ち着かない
0.落ち着かない気持ちはない。
1.しばしばそわそわしていて、手をもんだり、座り直したりせずにはいられない
2.動き回りたい衝動があって、かなり落ち着かない。
3.ときどき、座っていられなくて歩き回らずにはいられないことがある
<その他のチェック>
設問11.悲しい気持ち
0.悲しいとは思わない
1.悲しいと思うことは、半分以下の時間である
2.悲しいと思うことが半分以上の時間ある
3.ほとんどすべての時間、悲しいと感じている
設問12.集中力/決断
0.集中力や決断力は普段とかわりない
1.ときどき決断しづらくなっているように感じたり、注意が散漫になるように感じる
2.ほとんどの時間、注意を集中したり、決断を下すのに苦労する
3.ものを読むこともじゅうぶんにできなかったり、小さなことですら決断できないほど集中力が落ちている
設問13.自分についての見方
0.自分のことを、他の人と同じくらい価値があって、援助に値する人間だと思う
1.普段よりも自分を責めがちである
2.自分が他の人に迷惑をかけているとかなり信じている
3.自分の大小の欠陥について、ほとんど常に考えている
設問14.死や自殺についての考え
0.死や自殺について考えることはない
1.人生が空っぽに感じ、生きている価値があるかどうか疑問に思う
2.自殺や死について、1週間に数回、数分間にわたって考えることがある
3.自殺や死について1日に何回か細部にわたって考える、または、具体的な自殺の計画を立てたり、実際に死のうとしたりしたことがあった
設問15.一般的な興味
0.他人のことやいろいろな活動についての興味は普段と変わ らない
1.人々や活動について、普段より興味が薄れていると感じる
2.以前好んでいた活動のうち、一つか二つのことにしか興味がなくなっていると感じる
3.以前好んでいた活動に、ほとんどまったく興味がなくなっている
設問16.エネルギーのレベル
0.普段のエネルギーのレベルと変わりない
1.普段よりも疲れやすい
2.普段の日常の活動(例えば、買い物、宿題、料理、出勤など)をやり始めたり、やりとげるのに、大きな努力が必要である
3.ただエネルギーがないという理由だけで、日常の活動のほとんどが実行できない
各設問ごとに選んだ番号がそのまま点数になります。
少し計算が面倒ですが、
設問1~4<眠りに関するチェック>で選択した点数で4つの設問の中で一番高い点数
と
設問5~8<食事に関するチェック>で選択した点数で4つの設問の中で一番高い点数
と
設問9~10<精神運動状態に関するチェック>で選択した点数で2つの設問の中で一番高い点数
と
設問11~16<その他のチェック>で選択した各設問の点数
を合計した値でうつ病のレベルを自己診断できます。
点数と重症度について
・0~5 正常
・6~10 軽度
・11~15 中度
・16~20 重度
・21~27 きわめて重度
6点以上の場合はうつ病の可能性がありますので
医療機関に相談に行っても良いと思います。
まとめ
悲しい話ですが、うつ病の自殺率は15%~20%というデータもあるそうです。
早期に自覚し対策をたてられれば
最悪の事態になる可能性は確実に下がりますので、
うつ病の可能性があるのであれば早めに診断に行く事をお勧めします。
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